ポール・モーリア |
その昔(1970年代中半から後半にかけて)、ステレオ・ブームというのがありまして、インテリアとして各家庭に普及したんですな。 当然、音楽を聴く道具ですから、レコードも必要になるわけで、歌謡曲はステレオで聴くには低級、かといってクラシックは苦手という庶民が好んで聴いたのが、イージー・リスニングというジャンルで呼ばれていたフルバンドによるポピュラー音楽なんですよ。 |
ポール・モーリア映画音楽集 1.小さな恋のメロディ 2.雨にぬれても(明日に向かって撃て!) |
レイモン・ルフェーブル |
何しろ大量に出まわったものだから、今でも古レコード屋で100円〜200円程度でLPを手に入れることができます。 でもって、手持ちのレコードから紹介すると… ポール・モーリア大全集 LP13枚156曲入って千円だったのでゲットしたけど、持って帰るのが重かった。 この中から映画音楽だけを抜き出してCDRに収録したのが、右のリストです。 盤質が悪かったせいか、音質は今イチ。 |
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ビリー・ヴォーン |
ポール・モーリアの代表曲といえば、「エーゲ海の真珠」ですかね。来日回数も多いし、日本では一番人気のあった楽団といえるでしょう。 レイモン・ルフェーブル ポール・モーリアと人気を二分していたフランスの楽団。「シバの女王」は大ヒットしました。 好みからいうと、私はポール・モーリアよりルフェーブルですね。 フランスには、他にカラベリやフランク・プウルセルといった楽団がありましたね。 ビリー・ヴォーン |
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マントヴァーニ |
アメリカの楽団は、イージー・リスニングというよりオールデイズといった方がいいのかなァ。 「波路はるかに」や「峠の幌馬車」は、1950年代のヒット曲ですからね。 マントヴァーニ カスーケーディング・サウンドは多くの楽団に影響を与えましたが、代表曲を思い浮かばないのが弱いなァ。 アメリカには、他にビクター・ヤング、パーシーフェイス、ヘンリー・マンシーニなどの楽団がありますが、映画音楽家のイメージが先にきてしまいます。 (2003年7月) |